こんにちはAyumiです!
劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」を映画館で観てきました。
劇場版名探偵コナン #100万ドルの五稜星 初日に観てきました!今回の主役はキッドと平次。蘭やコナンはあくまでも脇役(珍しい)。青山剛昌ユニバースな作品で、まじっく快斗やYAIBAを観ていた人はめちゃくちゃ心躍るかも🙃最後の展開は、アニメ版名探偵コナンだけでなく、まじっく快斗を揺るがす衝撃! pic.twitter.com/AnA3ifPuGg
— Ayumi@6/9伊豆稲取キンメマラソン (@ayuupi0128) April 24, 2024
劇場版名探偵コナン #100万ドルの五稜星 初日に観てきました!今回の主役はキッドと平次。蘭やコナンはあくまでも脇役(珍しい)。青山剛昌ユニバースな作品で、まじっく快斗やYAIBAを観ていた人はめちゃくちゃ心躍るかも🙃最後の展開は、アニメ版名探偵コナンだけでなく、まじっく快斗を揺るがす衝撃!
青山剛昌ユニバースですね!連載30周年記念とあって、名探偵コナンの枠を超えた豪華さでした。
今回の記事では、映画「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」について、過去作品も振り返りながら解説していきます。
目次
劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」あらすじ
この映画のあらすじは以下です。
かつて新選組副長の土方歳三が手にしたとされる日本刀を狙い、怪盗キッドは斧江(おのえ)財閥の収蔵庫へ侵入する旨の予告状を出す。そこにいち早く駆けつけたのは西の名探偵・服部平次。キッドを追い詰めた平時は、キッドの素顔を見てあることに気づきます。時を同じくして、函館倉庫では胸を十字に切りつけられた遺体が発見されます。キッドの狙う刀は、戦時中の軍需産業に深く関わっていたとされるもの。函館に隠された“お宝”を巡って様々な攻防戦が繰り広げられる。
劇場版27弾となる舞台は、北海道・函館。
本作では北海道出身の大泉洋がゲスト声優として出演、「名探偵コナン」と初タッグとなるaikoが主題歌を担当します。
そして、コナン史上初めて事前試写会は開催されず、SNSでは“衝撃の事実”が明らかになるのではと公開前に話題になりました。
ミステリー色は薄め、お宝争奪バトルって感じで終始ガチャガチャしてます。
GW聖地巡礼をするならここ!
函館市公式観光情報サイト「はこぶら」では、名探偵コナンとコラボをし聖地巡礼できるマップをオンライン上で公開しています。
さらに、函館市内ではスタンプラリーやフォトスポットの設置、オリジナルラッピングの電車・バスの走行など様々なイベントが行われていいます。特設サイトがあるので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
>>>劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』×函館特設サイト
ちなみに、劇中に登場する函館スポットはこちら。
・金森赤レンガ倉庫
・旧函館区公会堂
・函館山展望台(函館山ロープウェイ)
・五稜郭
・五稜郭タワー
・北海道東照宮
・市電「湯の川」停留場
五稜郭の激戦で命を落とした土方歳三
映画冒頭で、土方歳三という人物が登場するわけですが、彼について簡単に解説します。
土方歳三(ひじかた としぞう)とは江戸時代末期に活動した新選組のナンバー2、副長を務めた人物であり、別名「鬼の副長」とも呼ばれていました。
新選組のトップは局長などと呼ばれ、近藤勇という人物が努めていたんですね。
新選組が今日に至るまで語り継がれ、たびたび小説や映画、ドラマになっているのは、この二人を中心として刀一本で倒幕勢力に立ち向かったから。まさに命を懸けて戦ったことが理由と言えるでしょう。
土方歳三といえば、北海道・函館。五稜郭タワーには彼の銅像があります、それは彼の最期の地だからです。
幕府の威信をかけた要塞である五稜郭を拠点に、明治新政府と闘う土方らは、徐々に追い詰められ最期は稜外で敵の銃弾を受け亡くなってしまいます。
“鬼の副長”が最期までともに戦った愛刀
本作品は「刀」がテーマなので、土方歳三の愛刀について触れていきます。
鬼の副長・土方歳三が所有していたのは「和泉守兼定(いずみのかみかねさだ)」という刀。箱館・五稜郭の戦で倒れるまで身に付けていたものです。作者は会津十一代兼定。
「和泉守兼定」は現在、東京都日野市内にある土方歳三資料館で保管されています。
■予告編はこちら
前作同様、過去のコナン作品(アニメ版)をいかに観ているか、で映画の内容の理解度が変わります。さらに、他の青山作品のキャラやストーリーと繋がる部分があるので、時間がある人はYAIBAやまじっく快斗にも目を通しておくと良いでしょう。
本作の魅力を伝えながら、対応するアニメ版も紹介していきます!
名探偵コナン「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」の魅力
本編の魅力、面白ポイントを以下にまとめました。
①怪盗キッドが刀を狙う理由
②怪盗キッドと服部平次の因縁
③服部平次と遠山和葉の恋愛模様
④青山剛昌ユニバースが展開
「青山剛昌ユニバースが展開」な点が今までの劇場版名探偵コナンとは大きく異なる点。
そして過去を振り返っても最大と言える事実が公表されました。(※原作に影響を及ぼす程のビックニュースです!)
あまり馴染みがない登場人物も含めて過去作品も振り返りながら詳しく書いていきます。
①怪盗キッドが刀を狙う理由
幕末を生きた新選組副長、土方歳三が最後に手にしたとされる日本刀を持ち去る
今まで数々の貴重な宝石を盗み出しては世間を騒がせていた怪盗キッドですが、今回の狙いはビックジュエルではなく“日本刀”。
なぜ日本刀なんだ?と疑問に思った方も多いはず。
その真相について書いていきます。
そもそもキッドが宝石を狙う理由
そもそも怪盗キッドが、なぜビックジュエル(宝石)を狙っているのか?
という話ですが、結論「父親の死の真相を探るため」です。
まず、父親である黒羽盗一は初代怪盗キッドであり、過去に不老不死の石“パンドラ”に関わったことから何者かに殺されてしまいます。
父親の死の真相を探るために、2代目怪盗キッドになった黒羽快斗は、その“パンドラ”を破壊するために常に探し回っているというわけです。
そして、そのパンドラは世界に存在する数々のビックジュエルの中にあります。
日本刀を狙う理由は父親関連!?
日本とを狙うキッドの目的は下記です。
父親が盗むのを止めた宝、盗まずに終えた理由を知りたいというもの。
その理由を知ることで、父親の死の真相に近づけるのではないかと考えたのです。
映画終盤、コナンと怪盗キッドの会話が印象的です。
具体的な内容は明かされていませんが、寝た子を起こすな(Wake not a sleeping lion)という盗一が残したメッセージに重要な意味が隠されているのかもしれません。
②服部平次と遠山和葉の恋愛模様
幼馴染ではあるが、まだ正式には付き合っていない服部平次と遠山和葉。この2人に進展はあるのか?というのが一番気になるポイントですね。
映画「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」では、その点にも触れていきます。
今回の舞台である、北海道・函館には実際に“100万ドルの夜景”が観えるスポットが存在します。
平次が告白を焦る理由
今まで以上に、告白に力を入れている平次。
その理由は、新一に対する対抗心でしょう。英ロンドンのビックベン前で、新一が毛利蘭に告白したのは有名な話。
それを受けて今回は、「絶景スポットで告白しよう」と心に決めたんですね。
アニメ第984話「キッドVS高明 狙われた唇(前編)」冒頭シーンで平次の熱意が分かります。
告白だけではなく、キスまでもした2人に対して対抗心メラメラの平次。
ちなみに、新一から蘭への告白シーンは、アニメ第621話「ホームズの黙示録(0 is Start)」。
新一のセリフがかっこよすぎるので、ぜひ観てほしいです!!!
③怪盗キッドと服部平次の因縁
キッドと平次の因縁をご存知でしょうか?
かつて服部平次は、和葉に変装したキッドを本人と勘違いし、キスをしかけるという失敗を犯しています。
あと一歩のところで、ニセ和葉の正体を知った毛利蘭が乱入し、2人のキスは未遂に終わりました。
これがきっかけで平次はキッドに積年の恨みを持つようになります。
ここでキッドの奪っていれば、コナン史上に残る迷シーンになったこと間違いなしですね。
平次が和葉にキスを迫った理由
そもそも平次と和葉はまだ付き合っていないのに、なぜキスをしようとしたのか?
気になるポイントだと思いますが、それは告白に敏感になった平次が、和葉のちょっとした発言にムラムラしたからです。
アニメ第984話「キッドVS高明 狙われた唇(後編)」、仮眠室で平次と2人っきりになった場面。
キッド扮する和葉と平次の会話。
和葉の冗談に、変なスイッチが入った平次は壁ドンを決めるなり上記セリフを言います。
この場面とても面白いでの一度観て欲しいなと思います。
④青山剛昌ユニバースが展開
連載30周年記念とあって、今作ではコアファンを歓喜させる細かい仕掛けが多くあります。
そのひとつが原作者・青山剛昌ユニバース。
そもそも怪盗キッド(黒羽快斗)は、青山先生の別作品「まじっく快斗」から生まれたキャラクター。そして、黒羽快斗の幼馴染である青子も「まじっく快斗」のキャラであり、今回映画初登場です。
青山先生のもう一つの代表作「YAIBA」のキャラクターも登場していますよ。
「名探偵コナン」「まじっく快斗」「YAIBA」の3作品のキャラクターが1本に集結するのはファンにとってたまらない演出。
細かくキャラクターの紹介もしたいのですが、本記事では割愛。
【映画編】「100万ドルの五稜星」を一層楽しむためのおすすめ過去作品
現在、Netflixでは劇場版名探偵コナン全26作品が公開中です。(※2024年5月2日時点)
公開中の映画「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」をより一層楽しむためのおすすめ過去作品を紹介します。
アニメ版を含むとかなり多くなってしまうので、劇場版に絞ってまとめました。
・映画7作品目「迷宮の十字路」
・映画8作品目「銀翼の奇術師」
・映画21作品目「から紅の恋歌」
それぞれ詳しく書いていきます。
名探偵コナン映画3作品目「世紀末の魔術師」
1999年4月17日に公開された劇場版「名探偵コナン」シリーズの第3作目にあたる作品。
キャッチコピーは、世紀末最大の謎を解くのは誰だ・・・!?
怪盗キッド初登場作品で、コナンと平次、キッドが揃い宝探しをする内容。今作に通ずる要素が詰まっている作品でもあります。
原作よりも先に、新一とコナンの顔がそっくりという設定が確立した映画。まさか、25年越しに伏線が回収されるとは思ってもみませんでした。
ちなみに、キッドだけではなく服部平次も初登場回です!
キッドと平次のメモリアル作品というだけあって、一度は目を通しておくべき作品とも言えるでしょう。
名探偵コナン映画7作品目「迷宮の十字路」
2003年4月19日に公開された劇場版「名探偵コナン」シリーズの第7作目にあたる作品。
キャッチコピーは、私たち、やっと逢えたんだね・・・。
服部平次の“初恋”に関する作品で、その相手が遠山和葉であったと気づく内容。
劇場版名探偵コナン「迷宮の十字路」終盤での平次のセリフがとても印象的です。
平次にとって和葉が決定的な相手になり、今作に繋がる重要なきっかけにもなっています。また、平次×和葉×刀という点で今作ともリンクしています。
名探偵コナン映画8作品目「銀翼の奇術師」
2004年4月17日に公開された劇場版「名探偵コナン」シリーズの第8作目にあたる作品。
キャッチコピーは、運命だったのさ、俺たちの出逢いはな・・・。
コナンのライバルである怪盗キッドがメインキャラクターとして再び登場。先述した「世紀末の魔術師」以来2作品目の登場です。
本作を改めて視聴してわかる驚きの事実!!それは、新一よりも先に蘭が告白をしていたということ。
第4作品目「瞳の中の暗殺者」とは逆に蘭が新一に対して思いを打ち明けるというシーンがあります。
しかし、新一に変装したキッドだと勘違いした蘭は、この告白をノーカウントとしています。
その後、アニメ版名探偵コナンで2人は互いに思いを伝え合い正式なカップルに。
名探偵コナン映画21作品目「から紅の恋歌」
2017年4月15日に公開された劇場版「名探偵コナン」シリーズの第21作目にあたる作品。
キャッチコピーは、待っとれ 死んでも守ったるー。
映画7作品目「迷宮の十字路」で平次の初恋相手が和葉であると確定したのですが、ここにきて大岡紅葉という人物が登場します。
和葉と紅葉が、平次へ告白する権利を百人一首で争うという作品。そして、和葉の“耳の良さ”が描かれており、今作にもこの設定が引き継がれています。
遂に明かされたキッドの真実!今後のコナンはどう展開していく?
とてもボリューミーな記事になってしまいました。
2024年劇場版名探偵コナン「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」では、過去を振り返っても最大と言える事実が公表されました。
沖矢昴さんの「了解!」に匹敵する程の衝撃で、今後のコナン作品に影響を及ぼすであろう内容。
「まじっく快斗」と名探偵コナンがリンクする感覚に痺れると同時に、終わりも近いのかなと悲しさもありますね。
総評としては、ミステリー感は薄く、お宝争奪バトルが終始繰り広げられる印象。ラブコメの要素も多いので緊迫感を求める人には物足りないかな。
しかし前作同様、過去作品のオマージュが複数あったり、他作品のキャラが登場したりなど古参を大事にしている作品ということには変わりありません。
いずれにせよ今後の名探偵コナンが一層楽しみになりました。
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