※本記事はプロモーションを含みます

名探偵コナン映画26作目「黒鉄の魚影(サブマリン)」は史上最高傑作!見どころ徹底解説

こんにちはAyumiです!

久しぶりに映画館で鑑賞してきました。

名探偵コナン「黒鉄の魚影(サブマリン)」4DXは没入感があって最高です!

さて、鑑賞後下記ツイートをしました。

名探偵コナン劇場版26作品目「 #黒鉄の魚影 」鑑賞してきました!

回想やセルフオマージュ、青山先生の原画、黒の組織諸々、そして時代性を活かしたAIベースのストーリー全てが最高でした!古参を沼らせに来ています!!

コナン×哀ちゃんコンビが最後の最後まで胸熱させてくれます。4DXも良き◎

昔からコナンを観ている人にだけわかるオマージュシーンが複数あります。

それゆえ、何度もリピートしたくなる作品です。

本記事では、映画に散りばめられたオマージュを中心に「黒鉄の魚影(サブマリン)」を紹介します。

オマージュとは、リスペクトや敬意のこと。その作品に影響を受けて、それに似た、あるいはモチーフとして描写すること。

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名探偵コナン「黒鉄の魚影(サブマリン)」あらすじ

この映画のあらすじは以下です。

世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための施設が東京・八丈島近海に建設。施設の本格稼働に向け各国のエンジニアが集結するなか、顔認証システムを応用した新技術のテストも同時並行で行われていた。園子の招待で八丈島を訪れていたコナンに、沖矢昴からヨーロッパの警察組織の職員がジンに殺害されたという連絡が入る。連絡を受け施設に忍び込むコナンだったが、施設内で一人の女性エンジニアが黒ずくめの組織に連れ去られてしまう事件が発生・・。/ 引用:MOVIE WORKER

劇場版26弾となる舞台は、東京・八丈島近海にある海洋施設「パシフィック・ブイ」

世界中の警察が持つ防犯カメラの情報が集約されている巨大施設です。

本作は八丈島を舞台に「黒の組織」と灰原の過去をめぐるストーリー構成になっています。

■予告編はこちら(ウォッカ編)

映画の結末に関するネタバレに触れていきます。ご注意ください。

過去のコナン作品(アニメ版)をいかに観ているか、で映画の内容の理解度が変わります。

本作の魅力を伝えながら、対応するアニメ版も紹介していきます!

名探偵コナン「黒鉄の魚影(サブマリン)」概要

本編のストーリー概要は以下です。

①フサエブランド登場
②灰原の正体がバレる!?
③灰原が拉致される
④灰原(宮野明美)と直美の再会
⑤キールの思惑
⑥パシフィック・ブイの破壊
⑦灰原とコナンのキス

これを見ても分かる通り、本作の主人公は灰原哀です。

それぞれ詳しく書いていきます。

 

①フサエブランド登場

コナンら少年探偵団は、米花デパートで開催されている八丈島ホエールウォッチングツアーの抽選会に参加していました。

それに同行した灰原は、コナンたちの元を離れ、数量限定で販売されるフサエブランドのブローチの整理券を手にします。

やっとの思いで手にしたにも関わらず、整理券を手に入れられなかった老婆に整理券を譲りました。

Ayumi
ここで出会う老婆は最後のシーンにも登場します。

フサエブランドとは、阿笠博士の初恋の相手、フサエ・キャンベル・木下が立ち上げたイチョウ柄のブランドです。

灰原はこのブランドのファンなのですが、好きな理由が、昔アメリカで生活していた頃に受けた差別の経験とフサエの過去がリンクするからです。

フサエブランドの創業秘話

フサエブランドの創業者である、フサエ・キャンベル・木下は、阿笠博士の初恋相手として登場します。

■アニメ版「イチョウ色の初恋事件」(421〜422話)

阿笠博士の小学校時代が初めて描かれたエピソードで、阿笠の初恋の人探しに少年探偵団が奔走する話。

その中で、髪の毛の色が同級生と違うことを気にしていた小学生のフサエに、阿笠少年はある言葉をかけます。

フサエ
私の髪の毛変だから。みんなと違っているから・・。
阿笠
そうかな、僕は好きだよ。ほら、イチョウの葉っぱみたいで綺麗じゃない!

これが、イチョウ柄のフサエブランドの由来です。

また、同じ話の中で、灰原自身も過去に差別を受けていたことを吐露します。

灰原
両親のどちらかが外国人だったのね、その娘(フサエ)。だから帽子をいつも深くかぶっていたのよ。学校のみんなと違う髪の色を冷やかさせるのが嫌で・・。私もアメリカにいた頃、東洋系のこの顔のせいで嫌がらせをされていたから。わかるわよそういうの・・。

映画冒頭の灰原と老婆のやり取りは、とても重要なシーンへと繋がります。

今後の名探偵コナンシリーズにおいても、鍵になるブランドではないかと思っています。

 

②灰原の正体がバレる!?

今回の事件においてキーになるのが、「老若認証システム」です。

老若認証システムとは、過去の写真をもとに現在の顔をCGで作成する技術。

パシフィック・ブイの中心には、大きなモニターがあり、日本とヨーロッパの全防犯カメラの映像が映し出されています。

「老若認証システム」と世界中の防犯カメラの情報をもとに、あらゆる場所で犯罪者の追跡を目的としたものです。

「黒の組織」の目的

ベルモットとバーボンは、パシフィック・ブイに潜入し「老若認証システム」の開発者である直美・アルジェントを拉致します。

その目的は、システムを乗っ取り組織の人間の姿や犯罪の様子を削除することでした。

彼女が首から下げていたベンダントにUSBが隠されていることを発見したベルモットはすぐにデータを確認。

そこには、昔のシェリー(宮野志穂)と彼女によく似た謎の少女(灰原哀)だったのです。

ミステリートレイン「ベルツリー急行*」で爆死したはずのシェリーが、子どもの姿となって生きている可能性があると知ったウォッカとベルモット、バーボン、キールの4人。

もともと彼女を探し回っていた黒の組織ですから、この少女を拉致することを決めます。

Ayumi
ベルモット、バーボン、キールの3名はこの計画に乗り気ではありませんでした。結果として、ウォッカはピンガにやらせることにします。
(*)ベルツリー急行
■アニメ版「漆黒の特急(ミステリートレイン)」(701〜704話)
■TVシリーズ特別編集版「名探偵コナン 灰原哀物語〜黒鉄のミステリートレイン」

 

③灰原が拉致される

ドイツ・フランクフルトにあるユーロポール防犯ネットワークセンターの職員が何者かに襲われ、黒の組織が関与していることを知ったコナン。

そして八丈島にある「パシフィック・ブイ」が、ユーロポール防犯ネットワークセンターと回線を繋いで本格始動するという話を聞き、灰原の身の危険を感じ取りました。

少年探偵団と翌日帰るよう伝え、念のためにお守りとして追跡メガネ(第1号)をかけて渡しました。

アニメ版「黒の組織との再会」(176〜178話)で、コナンが「かけると正体がバレない」と灰原を勇気づけたシーンのオマージュです。

パシフィック・ブイをハッキングしたウォッカとピンガは、灰原の所在を特定。

黒の組織を気配を感じた灰原が部屋を出ようとしたところ、待ち受けていたウォッカとピンガに誘拐されてしまいます。

Ayumi
「黒の組織との再会」では、ジンの髪型は金髪でしたね。

 

④灰原(宮野明美)と直美の再会

誘拐された灰原は潜水艦の中で、直美・アルジェントと出会います。

直美は灰原の姿に、かつて面識があった宮野志保(灰原の本名)の面影を感じます。

しかし、直美と過去に会ったことを思い出せない灰原は強く警戒。

そんな中、直美は灰原に以下のことを話します。

・アメリカ生活時代に人種差別を受け、それを宮野志保に助けてもらった。
・のちに行方不明となった彼女を探すために「老若認証システム」を開発した。

ここでの直美と灰原の会話シーンは注目ポイントです!

ネタバレになりますが、最後の空港シーンで「会えて良かった、志保」と心の中でつぶやきます。

なぜ灰原が宮野志保だとわかったのか?、この会話シーンに隠さています。

Ayumi
昔の話をする時、直美は「志保」としか言っていないのに、灰原は「宮野志保」なんて知らないと答えるんですね。

名字は一度も言っていないのに、もしかしたら・・・そう思ったのかもしれません。

 

⑤キール(本堂瑛海)の思惑

キールに仕掛けた盗聴器を通して、海中へ脱出する方法を知った灰原。

結果として、直美と共に潜水艦から海中へ脱出できた2人ですが、実はキールのおかげ。

灰原を縄で縛る際に、盗聴器を仕掛けられていることに気づいたキールは、それを利用してウォッカに脱出口の使用方法を聞いていました。

間接的に彼女たちを助けるためにこのような行動をしたのですが、それにはキールの過去が関与している考えます。

組織に家族を殺された過去

キール(本名、本堂瑛海)には、自らの手で父親を殺した過去があります。

そして、その事件には黒の組織が関与していました。

以下、簡単な時系列を書きます。

・本堂瑛海の父親・イーサン本堂は元CIAの職員で、とある任務で組織に潜入。
・CIAの連絡役の身元が組織にバレてしまい殺害。
・連絡が取れなくなった父親の力になるため、組織に自ら潜入する。
・組織の命令でアナウンサー(水無怜奈)として働く。
・TV局の近くの倉庫に父親が取引の下見に来ることを知り、適当な理由をつけて仕事を抜け出す。
・新入りで組織から信頼されていなかったキールは「勝手に組織の仕事を抜けた」としてスパイ容疑をかけられる。

このような事態を想定していた父親は、本堂瑛海(実の娘)に自らを殺すように指示。

そして、キールは自らの手で父親を銃殺するのです。

キールの父親に関する話は、アニメ版「赤と黒のクラッシュ」491〜504話で語られています。

世界中の監視カメラから組織の痕跡を消すように協力を求められていた直美ですが、それを拒否。

そんな態度に組織は容赦なく「父親殺害」をもくろみます。

その様子を見ていたキールは、過去の自身の経験から2人の脱出に協力するのです。

 

⑥パシフィック・ブイの破壊

灰原と直美が無事に救出され、物語に幕が下りるかと思えばそうではありません。

ここからが本番といっても過言ではない。

組織のボスである「あの方」パシフィック・ブイの破壊をベルモットに指示します。

その理由は、2つあると考えます。

1.システムに欠陥があった。
2.特定されるのを防ぐため。

それぞれ書いていきます。

1.システムに欠陥があった。

ジンに報告するときはこちらの理由を述べています。

ベルモットが世界中で自らシェリーの姿に変装し「老若認証システム」を利用。

本人ではなく、似た人も完全一致で表示されるためこのシステムは脆弱と述べます。

この報告を受けたジンは、「クソシステム」と失望しパシフィック・ブイの破壊を命じます。

Ayumi
実際は、クソシステムではなく、かなり精巧なシステムです。

2.特定されるのを防ぐため。

単独で個別にボスからパシフィック・ブイ破壊の指示を受けていたベルモット。

その理由は2つ目の「特定されるのを防ぐため」だと考えます。

今回の事件において、組織No.2のラムには裏の目的がありました。

それは、姿を消したリーダー(烏丸蓮耶)を探し出すことです。

長い間ボスに会っていないと言っていたので、顔認証システムを利用して見つけようと試みていたのですね。

しかし、それをされては困る理由がボスにはあったのです。

確定ではないのですが、話の流れ的にベルモットとあの方(烏丸蓮耶)は若返りの薬を使用している可能性が大きいです。

だからこそ、この精巧なシステムが組織一味に使われるのを恐れたのではないでしょうか。

Ayumi
APTX(アポトキシン)4869に関与している可能性も大ですね・・・。

 

⑦灰原とコナンのキス

本作品の一番の盛り上がりポイントです!

映画序盤、コナンが灰原を助けに行きますが終盤では灰原がコナンを助けに行く構図に変わります。

組織が乗っている潜水艦を爆破させた衝撃で、海中で意識を失ったコナン。

助けに行った灰原は人工呼吸をし目覚めさせ、パシフィック・ブイへ向かいます。

Ayumi
減圧症にならないように、手を繋いでゆっくり上昇する2人の姿が美しすぎで哀ちゃんに感情移入してしまいます。

地上へ向かう中、灰原はみんなとの別れを改めて決意しますが、考えを読んでいるようなコナンの顔に魅入られキスしたことを思い出します。

灰原
どうしてあなたはいつもそんな顔ができるのよ・・・。
灰原
あなたは知らないでしょうけど、私達さっきキスしちゃったのよ・・・。

このシーンは何度も観ても胸がキューンとします。

コナンと灰原の信頼関係

自分の正体が組織にバレたことで、コナンや博士らと一緒にいられなくなることを悟った灰原。

この描写は、灰原と黒の組織の因縁で繰り返し描かれてきました。

その度にコナンは、灰原を見捨てることはせず黒の組織を戦うことを示してきました。

アニメ版「黒の組織との再会」(176〜178話)では、ジンに追い詰められて立ち去ろうとする灰原に「大丈夫だ!」と声をかけます。

そして、アニメ版「謎めいた乗客」(231話)では、自ら死ぬことでコナンらと組織との関与を消そうとする彼女に対し「自分の運命から逃げるんじゃねーぞ」と言います。

Ayumi
このセリフは名言ですよね!

ラストシーンは名場面

コナン映画の楽しみといえば、キャラクターの恋愛模様です。

本作では、コナンに対する灰原の切ない想いが描かれていましたね。

コナンと灰原のキスですが、この事実を知っているのは灰原だけです。

コナンと蘭は気づいていない一方で「キスをしてしまった」と意識する灰原。

蘭に自らキスをすることで「唇を返した」というのは灰原らしい描写です。

Ayumi
昔からのコナンファンであれば、このシーンを観てあの作品を思い出しますよね!

そう!劇場版2作品目「14番目の標的(ターゲット)」です。

 

劇場版コナン作品の中でも傑作レベル!観て損はありません。

映画を鑑賞する前に、下記ツーイートを見つけました。

劇場版コナンあるある

元太が「すっげぇ〜!!」って言った対象が建物だった場合その建物はたいてい爆破される

これから起こるであろう展開をわかりやすく教えてくれる元太くんです。

過去最高傑作!!!

久しぶりにコナン映画を観ましたが、これは最高です。

2回目鑑賞済みで、物語の展開も全てわかっているのに同じポイントで泣いてしまいました。

灰原の過去をベースに黒の組織との対決が繰り広げられるので、原作やアニメを知っているファン寄りの内容になっています。

映画序盤で爆破事件が起きることに飽きていた私ですが、本作では事件の背景に関与しストーリー後半で描かれます。

それゆえ、丁寧に物語が展開していく感じがして観ていて心地よかったです。

そして、守られる側だった灰原がコナンを守る側に転じたのも良き。

補足:フサエブランドとベルモット

最後のシーンは意味深でしたね・・。

米花デパートで、灰原がフサエブランドの整理券を譲った老婆は、実は変装したベルモットでした。

それは、最後の空港シーンで発覚します。

灰原(シェリー)をかばう行動をした彼女の行動が理解できずに疑問に思うコナンに対し、「その謎を解くのが探偵の役目」とつぶやき幕を閉じます。

ベルモット自ら世界中でシェリーの姿に変装し「老若認証システム」の欠陥を組織に報告した行動。

このシーンを見た後に、アニメ版「イチョウ色の初恋事件」(421〜422話)を見返すと、フサエ・キャンベル・木下が怪しい人物のように写ります。

Ayumi
この2人何か関係があるように思うんですよね・・・。

ちなみに、劇場版もアニメ版も全てU-NEXTで視聴することが可能です。

31日間は無料で使えるので、復習したい方はぜひ!

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