※本記事はプロモーションを含みます

【ハドソン川の奇跡】史上最も有名な奇跡の救出劇!嘘のような本当の話

こんにちはAyumiです。

映画鑑賞が趣味で、年間100作品以上を観ています。

さて、先日下記のツイートをしました。

史上最も有名な奇跡の救出劇である #ハドソン川の奇跡 乗員乗客155人全てが助かるという嘘のような本当の話(実話)

凄いねー!で終わる話ではなく、この英雄が突然“容疑者“になることがこの映画の見どころ。

90分の作品にも関わらずボリュームを感じさせる内容。さすが #クリント・イーストウッド

本記事では、映画「ハドソン川の奇跡」について紹介します。

 

機内にいる全ての人が生還した奇跡の航空機事故

この映画のあらすじは以下です。

2009年1月15日、極寒のニューヨーク上空で両エンジンが停止しながらも、ハドソン川へ不時着し乗員乗客155人全員の命を救ったサリー機長。その偉業は「ハドソン川の奇跡」呼ばれ、一躍英雄として称賛されるも一転して疑惑の目が向けられる実話。

「人的要因」がキーワードになる本作。

離陸から着水までわずか5分

9.11の悲しみから抜け出せていなかった2009年1月15日に起きた「USエアウェイズ1549便不時着水事故」

離陸してから着水までわずか5分間での出来事であり、乗員・乗客全員が無事に生還した奇跡の出来事でもあります。

事故の経緯は以下です。

①NYラガーディア空港を離陸直後、鳥の群れに遭遇し両エンジンが同時にバードストライクし、両エンジンが停止する。
②空港管制に対し、状況の報告と緊急事態を宣言。着水直前までエンジン再始動を実施。
③出発地のラガーディア空港か進行方向先のテターボロ空港への着陸を目指していたが、高度と速度が低すぎるため不可能と判断し、ハドソン川への緊急着水。

バードストライクとは、鳥類が人工構造物に衝突する事故のこと。

真冬に起きた事故

映画終盤、公聴会での副操縦士の言葉が面白い。

スカイルズ副操縦士付け加えることは?違う方法を取りますか?また同じ状況になったら・・・。

副操縦士
はい・・やるなら7月に。

事故当時の気温はマイナス6℃、水温2℃という状況であり、身を切るような寒さの中での脱出でした。

それを踏まえて、副操縦士は最後ジョークを交えて公聴会を締めます。

 

監督はクリント・イーストウッド

アメリカ軍史上最強と言われた伝説のスナイパーを描いた映画「アメリカン・スナイパー」で見る人の心を震わせたクリント・イーストウッド監督。

世界興行収入約5億4700万ドル突破というキャリア史上最大のヒットを記録した作品から2年後、映画「ハドソン川の奇跡」は生まれました。

機長の手印「機長、究極の決断『ハドソン川』の奇跡」を基に映画化されています。

「許されざる者」「ミリオンダラー・ベイビー」で2度のアカデミー賞監督賞に輝くほどの名匠です。

 

奇跡の英雄が突然容疑者に!?機長サリーに向けられた疑惑

ニューヨーク・マンハッタン上空で両エンジンが完全停止、160万人が暮らす大都市に墜落する機体の総重量は70トン。

そんな絶望的状況の中、機長が下した究極の決断に疑惑が向けられます。

証言
その判断は本当に正しかったのか?

英雄から一転、サリー機長は容疑者とされてしまいます。

「で前日、酒は飲まれましたか?」「麻薬は?」「最近、家族と何かもめごとはありましたか?」など、まるで犯罪者を取り扱うように矢継ぎ早に質問が続きます。

改めて、離陸から不時着までの流れは以下の通りです。

①乗員乗客155人を乗せた航空機がマンハッタン上空で全エンジン完全停止。
②管制官からは、離陸した空港または近隣の空港へ「緊急着陸せよ!」との指示。
③機体は想定を越えて急激に高度が下がり、落ち続けていく。
④外はマイナス6℃、水面着陸は死者が出る危険性が高い状況下での不時着。

全員生存という奇跡を果たし、国民的英雄にもなったサリー機長ですが、事故後に国家運輸安全委員会の追求が待っていました。

検証されたデータでは、全エンジン停止ではなく1基はかろうじて動いていたという衝撃の結果が。

NTSB
不時着以外の選択はなかったのか?

そして事件を再現して何度も行われたシミュレーションでは、空港に戻れることが実証されたのです。

NTSB
乗客を危険に晒す無謀な判断だったのではないか?

機長に疑惑の目が向けられる中、物語後半ではその裏に隠された真実が明らかになっていきます。

 

検証には「人的要素」が加算されるべき

映画後半では、フライトレコーダーをもとにした、シミュレーション実験をした映像が映し出されます。

そして驚くべきことに、この解析ではどちらの飛行場(ラガーディア空港、テターボロ空港)にも余裕をもってたどり着く結果になっているのです。

この結果をみて機長のサリーはひるまずにこう述べます。

機長
われわれは、一度も練習せずに事故に見舞われたわけです。それにシミュレーションでは、何の躊躇もなく、空港に向かっています。事故による心の動揺や、機器の状態を点検する時間など、人的要因がこの映像には抜け落ちています。

サリーには40年間のフライトの中で培ってきた技術と経験があり、緊急事態ではどんな飛行士をもってしてもスムーズに事が運ばないという確信がありました。

その後、サリーの主張は通り管制官と連絡を取り行動に移すまでのインターバルとして35秒設定され、新たなシミュレーション実験映像が組み立てられました。

人的要因を加味した結果

35秒のインターバルを組み込み再度検証。

結果は以下の通りです。

・ラガーディア空港へ向かった飛行機は滑走路侵入手前で海に沈没
・テターボロ空港へ向かった飛行機は街中のビルに墜落

これによりサリー機長の判断が間違っていなかったことが証明されました。

エンジンはやっぱり壊れていた!?

そしてもうひとつ左エンジンの真相です。

上記の検証に加え、ボイスレコーダーの音声が再生されました。

その中で決定的な事実が公表されます。

これまで動いていたと考えられていた左エンジンがハドソン川から引き揚げられ検証された結果、激しく壊れており作動できなかったことが判明します。

この事実から機長の判断はイチかバチかの賭けではなく、これまでの経験からベストな選択がなされたものだとわかりました。

 

危機的状況に面した時、最良の決断をするには・・・

動物は危機に瀕すると逃げるか闘うかしか選択肢がありません。

しかし人間には考える力があります。

その思考時間を短縮できるのは知力と経験と技術です。

看護師として決断を迫られる時

私は現在フリーランス看護師として活動しています。

周りに医療従事者がいる場合もあれば、自然教室や修学旅行の添乗案件など医療従事者が自分ひとりだけの場合もあります。

添乗案件は、それに関わる人の健康状態の観察が主ではありますが、何かあれば看護師の私が対応しなければなりません。

「病院に行くのか?」「施設で待機するのか?」「経過観察で良いのか?」

そんな時頼りになるのは、自身の経験と技術そして知力です。

大事な命を救うためにはこの要素は欠かせません。

人的要因も考慮して

急に目の前で人が倒れた時、頭では何をすべきかわかっていても実際に身体が動かないことがあります。

先日添乗案件で関わった先生に、昔あった緊急事態の話を聞き「その時、身体が全く動かなかった」と言われていました。

その方は医療従事者ではないため、普段目にしないような事態にとても驚いたそうです。

想像と現実は違う。

非現実的な出来事に動揺しない人はいません。人的要因を常に考え、早め早めの判断を心がけていきます。

 

映画「ハドソン川の奇跡」を無料で観る方法

■映画「ハドソン川の奇跡」予告編はこちら

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