こんにちはAyumiです!
映画鑑賞が趣味で、年間100作品以上を観ています。
・独身貴族
・人生の目的とは?
自分自身の課題でもある事象に遭遇する作品を観たので記事にしました。
本記事では、映画「マイレージ・マイライフ」について紹介します。
目次
マイルを貯めることが生き甲斐の独身貴族の話
この映画のあらすじは以下です。
出張で年に322日米国中を飛び回り、マイルを貯めることが生き甲斐となっている「リストラ宣告人」の主人公。身軽に生きることが信条の彼の前に、異なるタイプの2人の女性が現れる。そしてそれを境に、彼は新たな価値観に目覚めていくという物語。
主人公・ライアンの目標は1000万マイルを貯めること。
マイルを貯めた後のことは特に考えておらず、その数字を目標に米国中を飛び回っています。
「リストラ宣告人」という仕事
企業から「使えない」と判断された人々に「あなたはクビです」とリストラ宣告をしていく仕事。
キャリアコンサルタントという位置づけで、それらを専門にしている会社がアメリカにはあるそうです。
他人の人生を変える仕事でもあるので、それなりの話術と心のタフさが必要でしょう。
1000万マイルってどのくらい?
マイルを貯めることを意識して飛行機に乗ったことがないので、1000万マイルの凄さがわかりません。
ということで調べてみました。
細かいことは私もよくわかりませんが、簡単に獲得できる数字ではないということは十分にわかりました。
バックパックの中に入りきらないものは必要ない
主人公・ライアンのセリフです。
リストラ宣告人という業務があまりにも重いからか、ほとんど家に帰ることがないせいか、ライアンは独自のポリシーを持ち、身軽で合理的なライフスタイルを徹底追求していました。
・マイル貯めに繋がらない出張は嫌い
・「結婚」なんて重そうなものはもってのほか
精神的にも物理的にも余計なものはできるだけ持たない超ミニマリスト。
ちょっと変わった男性ですが、今の時代にいても決して不思議ではないデキる男として作中では描かれています。
リストラ宣告人とあって話術があり、彼のセリフには興味深いものが多いです。
人生を軽くしてくれるライアンの言葉
仕事で疲れている世の中の社会人へ。
①生きることは動くことである
②人を絶望の淵に落とす仕事だが相手を重んじてきた
③本物の定義は年齢で変わる
それぞれ噛み砕いていきます。
①生きることは動くことである
主人公・ライアンは、身軽に動き続ける人生に誇りを持っています。
たくさん動くためには身軽でいることが大切で、面倒な人間関係は背負わない。
「バックパックの中身は何か。」というテーマで講義を行うライアンは、とてもユニークな持論を展開します。
荷物を人生の大切なものに例え、その中で人間関係が人生で一番重い要素と語ります。
②人を絶望の淵に落とす仕事だが相手を重んじてきた
時代の変革とともに、効率化や無駄の削減が求めらます。
たくさんの人間と実際に会って解雇を告げてきたライアンの前に、最も避けてきた変革がもたらされます。
新人社員ナタリーの発案により、ネットを利用し画面越しに解雇通知が行えるシステムが導入されることになりました。
・出張がなくなってマイルが貯められない
・彼自身が仕事を失いかねない状況
そんな中でライアンは上司に抗議します。
自分の人生が揺るがされる瞬間の人に対して、モニター越しのマニュアル対応でいいのでしょうか。
この言葉から、プロとしての誇りを感じます。
「相手と直接会って話すとか古臭い」「非効率よ!」と思っていたナタリーですが、後にメールでサクッと彼氏から別れを告げられ、ライアンのこの言葉の意味を噛みしめることになります。
③本物の定義は年齢で変わる
米国中を飛び回るライアンには、出張先で出会った気楽な関係の女性が居ます。
彼女の名は、アレックス・ゴーラン。
一時の楽しみを理解している大人の女性で、ライアンと同じく全米各地を飛び回る生活をしています。
ある日助手のナタリーとこんな会話をします。
結婚とか、付き合うとか、何らかのカタチあるものを本物と考えてしまいますが、ライアンはどうやら違うようです。
人生の酸いも甘いも知り尽くした大人にとって、重くない男女関係こそ本物なのかもしれません。
ライアンの生き方に共感する部分が多く胸が痛い
この映画を観ながら、まるで自分自身を見ているようで時折胸が痛くなりました。
人生に絶対的な正解はありませんから、どんな生き方をしても良いのですが、こんなに自分自身が投映された作品を観たのは初めてで。
仕事をそつなくこなし、出張を趣味のように楽しんで、異性と気楽な関係を望んで、1人で生きることを何より良しとする。
そんなライアンの生き方に対してナタリーは、
と言い放ちます。
私自身ライアン派なので、そんなことはない!と思いますが、まぁ人それぞれです。
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